メーカーズマークは、日本でも販売されているウイスキーの1種です。
現在は、2000年台に始まったハイボールブームから、多くの人がウイスキーを愛飲しており、スーパーや酒屋ではさまざまな種類のウイスキーが販売されています。
そんななか、居酒屋などでもメーカーズマークの名前を見るようになり、人気になりつつあるブランドでもあります。
しかし、メーカーズマークはまずいといった評価も見受けられますが、果たして本当なのでしょうか?
今回はそんなメーカーズマークは本当にまずいのか、評判について徹底的に解説していきます。
メーカーズマークは本当にまずい?評判を徹底調査!

それではさっそく、メーカーズはうまいのかまずいかについて、評判をチェックしていきましょう。
まずは、メーカーズマークがどんなお酒なのかを見ていきましょう。
すでに知っているかもしれませんが、メーカーズマークはバーボンウイスキーです。
メーカーズマークとは?

メーカーズマークは、アメリカのケンタッキー州で作られる「バーボン」という種類のアメリカン・ウイスキーです。
バーボンはアイリッシュやスコッチなどと並んで世界5大ウイスキーの一つに数えらるウイスキーでもあります。
バーボンの特徴は、内側を焦がした樽でウイスキーを熟成させることで、甘い芳醇な香りとピリッとしたスモーキーな味わいを楽しめることです。
多くのバーボンが大麦を原料に作られているのに対し、メーカーズマークは冬小麦を原料としていることで、柔らかい口当たりが特徴となっています。
そのほかにも、瓶詰をしたウイスキーを密閉するための蝋封を、ひとつずつ手作業でつけているという特徴があります。
スーパーで販売されているメーカーズマークも、1本ずつ注ぎ口の赤い蝋の部分が異なっているのが見て取れるでしょう。
ちなみに、メーカーズマークはサントリーが販売を行っており、俳優の小栗旬さんがテレビCMをしていたことでも知られています。
メーカーズマークがまずいという口コミ
まずい酒で晩酌してる
メーカーズマークとかただのバーボンでしょ
ハイボールにしないと飲めないよ pic.twitter.com/WECbqqH4Qd— ゆいち (@nawasaru711) November 6, 2021
メーカーズマークは、バーボンの一種です。
バーボンは、熟成の際に内面を焦がした新樽を使用することで、独特なバニラやキャラメルの香りがするウイスキーに仕上げることが特徴です。
そのため、使う樽によってもウイスキーの風味やクセが変わってくることもバーボンの特徴です。
日本のウイスキーなどとは、原料も製法も異なるため、飲みなれていない人は味わいに違和感を感じることもあるかもしれません。
また、ウイスキーは全般的にアルコール度数が40度前後に調整されています。
アルコール感が強いお酒が苦手な人は、アルコール度数が5~7度前後になるハイボールにすると飲みやすくなるでしょう。
メーカーズマークがうまいという口コミ
最近までハイボールが苦手だったんだよね。最初に飲んだのがくそまずい缶のやつで、一生そのイメージ引き摺ってて。
メーカーズマークのを業務用の炭酸で割ったヤツを飲んでみたら美味しくて払拭出来た。— koukouchan@FFRK (@koukouchan02) July 18, 2022
バーボンウイスキーであるメーカーズマークは、ウイスキーのなかでは飲みやすいという意見もあります。
アイリッシュウイスキーやジャパニーズウイスキーのなかには、樽香と言われる熟成樽の香りが強く感じられることがあり、独特の薬品のような味わいを感じることがあります。
しかし、バーボンはキャラメルやはちみつのような甘い香りを感じるものが多く、口当たりもすっきりしているものが多いことが特徴です。
また、メーカーズマークが高評価な要因としては、リーズナブルな価格にもあります。
普段飲みやハイボール用のウイスキーとして、メーカーズマークを常に常備し、愛飲している人もいるようです。
メーカーズマークがまずいと言われる理由3選!

メーカーズマークマークがうまいかまずいかには賛否があるようですね。
それでは、まずいと評価している人はなにがまずいと感じているのでしょうか。
ここでは、メーカーズマークがまずいと言われる理由を3つ紹介していきます。
理由①特有の香りや味わいがきつい

これはメーカーズマークに限ったことではありませんが、ウイスキー特有の香りや味わいがきついと感じる人がいるようです。
ウイスキー特有の香りや味わいは、醸造の過程で木樽に入れて熟成させることで発生します。
この熟成の段階で、木樽の独特な香りを際立たせ、より深みのある味わいに仕上げるのです。
しかし、とくにお酒が苦手な人は、この特有の香りや味わいをまずいと感じてしまうことも。
本来はこの香りや味わいを楽しめるのがウイスキーの良いところなのですが、きついという場合にはウイスキーは向いていないかもしれません。
もしくは、バーボンの香りや味わいが嫌いという人もいます。
スコッチやジャパニーズウイスキーに慣れている人は、バーボンのキャラメルやはちみつのような甘い香りが苦手と感じることもあります。
もしメーカーズマークが嫌いという人は、バーボン以外のウイスキーを選んでみると良いかもしれません。
理由②味と値段が合っていない

メーカーズマークの価格が味と合っていないという意見もあるようです。
ウイスキー全体のなかで見れば、決して高級というわけではありませんが、普段飲み用の安いウイスキーと比べればやや高価と言えるかもしれません。
メーカーズマークは、コンビニなどでも販売していることがありますが、並んでいる商品のなかでは高い部類に入るでしょう。
とくに同じくサントリーから販売されているトリスや角瓶などと比べると、やや高いと感じるでしょう。
本来、味わいはかなり違うものなのですが、ハイボールなどの飲み方では違いを感じることがなくなってしまいます。
味にこだわりがなく、ハイボール用として安いお酒を探しているときは、メーカーズマーク以外のものを選んだ方が良いかもしれません。
理由③偽物が出回っている

メーカーズマークには、いくつかグレードごとに分けられた種類が存在しています。
そのなかでも高級ラインの製品には、ニセモノが販売されていることがあるようです。
このニセモノは、正規販売店であるサントリー以外から購入すると稀に混ざっていることがあり、風味や味わいに大きな差を感じることがあります。
飲みなれている人であれば、味わいの違いに気づくことができるのですが、メーカーズマークを飲んだことがない人は、ただまずいお酒と認識してしまいます。
こういったニセモノの流通も、メーカーズマークの評判を落とす原因になっているようです。
メーカーズマークは、サントリーが代理販売しているわけではなく、そもそもサントリーのアメリカ工場で生産をしています。
そのため、もし間違いなくメーカーズマークの製品が欲しいという場合は、しっかりと販売元がサントリーであるとわかるものを選ぶようにしましょう。
まずくない!メーカーズマークのうまい飲み方とは?

ここまでメーカーズマークがまずいと言われる原因について紹介してきました。
ここからはメーカーズマークを美味しく飲むための方法について解説していきます。
メーカーズマーク以外のウイスキーでも試すことができますので、お酒好きの方は試してみてはいかかでしょうか。
①ソーダ割

バーボンはソーダ割りとかなり相性が良いウイスキーです。
メーカーズマークの公式サイトでも、クラフトハイボールの作り方が掲載されており、普通のハイボールよりもこだわった飲み方ができるようになっています。
パチパチと炭酸の泡が弾けるたびに、メーカーズマークの香りを運んでくれるので、より香りを楽しみたい人にはおすすめの飲み方です。
アルコールを薄めて飲むことができるようになりますので、お酒が苦手な人でも楽しむことができるでしょう。
以前はウイスキー以外のお酒を炭酸で割ることを「ハイボール」と呼んでいましたが、現在ではウイスキーを炭酸水で割ったものを「ハイボール」と呼ぶ風潮があります。
少し高めのバーなどに行くと、ハイボールと記載していないこともありますので、「ソーダ割り」でと伝えるようにしましょう。
②カクテル

ウイスキーと言えばハイボールのイメージですが、じつはカクテルも人気の高いメニューがたくさん存在しています。
アルコール度数が40度前後のウイスキーも、カクテルにしてしまえば度数を抑えることができるので、お酒が苦手という人も楽しむことができるでしょう。
なかでも人気のカクテルは、メーカーズマークの公式サイトでも紹介されている「ミントジュレップ」です。
材料は、メーカーズマーク45ml、ソーダ水20ml、ガムシロップ15ml、フレッシュミント2gと、小さめに砕いた氷が必要になります。
ミントジュレップは、バーボン発祥の地アメリカの夏を代表するカクテルになっています。
さっぱりとしているので、疲れているときや暑い日に飲む1杯に最適です。
また、「オールド・ファッションド」もウイスキーベースで人気のカクテルで、現存するレシピのなかでは最古のカクテルと言われています。
材料は、メーカーズマーク45ml、ビターズを2ダッシュ、砂糖小さじ1、ソーダ水をもしくは水を加えます。
ちょっとしたアクセントにオレンジやチェリーを加えると、さらにおしゃれに風味が豊かになるのでおすすめです。
ちょっとした贅沢なおうち時間にいかがでしょうか。
③ロック

おすすめな飲み方の最後は「ロック」です。
バーでウイスキーと言えば、この飲み方を想像される人も多いのではないでしょうか。
ロックは、大き目の氷をグラスに入れてウイスキーを注ぐ飲み方です。
ストレートでは少しキツイという方におすすめな飲み方で、氷が少しずつ解けていくことでウイスキーの味わいが変化していく、こだわりの飲み方でもあります。
ウイスキーは、アルコール度数が20%程度になったときが最も香りを楽しめると言われているため、少しずつ氷が解けていくたびに、メーカーズマークのキャラメルやはちみつのような甘い香りを楽しめることでしょう。
ぜひ、製氷機で作った氷ではなく、大き目の氷を用意して楽しんでいただきたい味わいです。
メーカーズマークの種類とは?

最後に、メーカーズマークの種類について解説します。
単にメーカーズマークといっても、実はさまざまな種類・グレードが販売されており、値段や味わいが少しづつ違いがあるのです。
ぜひ、いつものメーカーズマークでは物足りない!という人は、ぜひワンランク上のものを試してみると良いかもしれません。
メーカーズマーク 46

メーカーズマーク46は、通常のものと比べるとワンランク上のグレードになります。
ワンランク上というだけあって、より深い味わいと、キャラメルやはちみつのような甘く芳醇な香りが楽しめるバーボンに仕上がっています。
メーカーズマーク46の秘密は、熟成した原酒の樽のなかに「インナーステーブ」という焦がした木材をいれることで、深い味わいを生み出しているのです。
メーカーズマーク46はスタンダードなものと比べるとやや高価ですが、特別な日に開ける1本としておすすめです。
メーカーズマーク カスクストレンクス

メーカーズマーク カストストレングスは、無濾過・樽出し原酒を使った、まさに原点ともいえる1本です。
カストストレングスは、原酒のアルコール度数のままという意味で、樽の中で熟成したウイスキーをそのままボトル詰めしたものをいいます。
本来は、樽の中で熟成を終えた原酒を他の原酒と混ぜ合わせることで、味わいの均一化を図ることがほとんどです。
しかし、このメーカーズマーク カストストレングスは、原酒そのままの味を楽しめるものになっています。
そのため、1本ずつやや味わいに違いがあることも特徴で、調整されたウイスキーよりもパンチがあり、刺激的な風味を楽しめるウイスキーになっています。
ウイスキー好きの方は、毎年の出来栄えを楽しむ感覚で味わってみるのも面白いかもしれません。
メーカーズマーク ゴールドトップ

メーカーズマーク ゴールドトップは、2000年前後に終売となってしまった、今ではかなり貴重な1本です。
スタンダードな赤いキャップのメーカーズマークがアルコール度数40度に対し、ゴールドの封蝋で栓を閉じられており、アルコール度数は50度となっています。
高いアルコール度数ながらも、口当たりはまろやかでより深いコクと風味を味わうことができる、まさにVIPな味わいが特徴です。
いまではほとんど見かけることができなくなりましたが、一部コレクターの間ではかなり高価で取引されているようです。
また、ネットなどで販売されているモノでは、ニセモノが出回っていることがありますので、十分に注意した方が良いでしょう。
メーカーズマーク ミントジュレップ

メーカーズマーク ミントジュレップは、年に1度だけ販売されていた、ミントフレーバーのリキュールです。
名前の通り、先ほどカクテルでも紹介したミントジュレップを手軽に楽しめるリキュールになっています。
砕いた氷にメーカーズ ミントジュレップを注ぎ、ソーダ水などで割ることで、簡単にミントジュレップを作ることができます。
ミントの爽やかな香りと風味が非常にさっぱりとしていて、夏にぴったりなリキュールに仕上がっています。
毎年5月に販売されていましたが、現在は終売となっています。
ネット通販などではまだ在庫があるようですので、気になる方はぜひ試してみてください。
メーカーズマークを試してみては?

今回はメーカーズマークはまずいという評判について解説しました。
実際に口コミなどをチェックしてみると、まずいという口コミはありましたが、それよりもうまいと感じている人が多いようです。
まずいと感じる人は、そもそもウイスキーが好きではない、もしくはバーボンが好きではないという可能性もあります。
バーボンウイスキーは、キャラメルやはちみつのような甘い香りと、樽を焦がしたスモーキーな風味が楽しめる少し大人なお酒です。
メーカーズマークは、手軽ながらもその良さを存分に味わうことができますので、まだ飲んだことのない人は一度試してみてはいかがでしょうか。